ドローンと天候

ドローンと天候

2021/07/07

梅雨本番になりました。

この時期は雨の日が多く、ドローン飛行には注意が必要な季節となりました。

ドローンには雨(水滴)が大敵ですが、それ以外にも気を付けないといけない事がありますので、ここでご紹介します。

山の天気は変わりやすいと昔からよく言われています。

家を出る時は晴天でもこの時期の天候は変わりやすいので、フライト予定の1週間前から当日の天気をチェックしておきましょう、当日もスマホなどで現地の天気をチェックして細心の注意を払いましょう。

  1. 雨(水)

     少しでも雨が降れば、直ちに飛行は中止しましょう。

    ドローンは、モーター、バッテリー、センサーなど精密機械を搭載しています。雨は、故障の原因となり、墜落の危険性を伴いますので、雨天でのドローンの飛行は止めましょう。

    YouTube動画で雨の中をドローンが飛行している動画がアップされていますが、絶対に真似はしないようにしましょう。

  2.  機体の性能や重量にもよりますが、基本的には風速5m/s以上からドローン飛行に影響を及ぼす可能性があります。

    国土交通省が発行している”無人航空機飛行マニュアル”でも、5m/s以上の風を一つの目安としています。

    都心部では、ビルの間でビル風が吹くので要注意です。

    ドローンが風であおられた時はホバリングも不安定なので初心者の方は注意して下さい。

    ドローン飛行に携帯すべき物の1つに「風力計」がありますが、風速計が無い場合でも、ビューフォート風力階級表(世界気象機関 (WMO)の風力の標準尺度に採用)などを参考に周りの風速を予測できます。

    ビューフォート風力階級表気象庁ホームページ

    注意点

    地上と上空では風速は違いますので、これも注意が必要です、出来るだけ風速5㎧以下での飛行しましょう。

    また周りの木の小枝がたえず動く時は風速5㎧以上の可能性がありますので、風が止むまで飛行させないなど普段からリスク回避を心掛けましょう。

    ちなみにメーカーが設定する最大風速耐性は下記の通りです。

    ・Inspire2      :10

    ・Phantom4RTK :10

    ・Mavic2PRO   : 8m㎧~10

  3. その他(砂埃)

 撮影場所が山や海辺の砂浜などの場合、プロペラの回転で砂埃を巻き上げてしまい、モーターやジンバルの中に砂が入り、それが不具合に繋がってしまう恐れがあります。

こうした場合の改善策として、発着時と離着時にはあらかじめランディングマットを敷くなどして、砂埃が舞い上がることを阻止することで、砂埃による不具合は防ぐことができます。

ドローン飛行を行うときは、事前準備をしっかり行って、安全にドローンライフを楽しんでくださいね。

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