ドローンが農業を進化させる1

ドローンが農業を進化させる1

2021/07/14

日本の農業従事者は、年々減少し続けており、更に高齢化が進んでいます(平均66.8歳)。

今、この人手不足解消にドローンを活用した農業が注目されています。

 

ここではドローンを使った農薬散布について紹介いたします。

通常、農業従事者が農薬散布を行う場合、機材の費用などから手動での散布を検討されるケースがあります。

しかし、農薬散布は、農作業の中でも特に重労働で動力噴射機だけでも何十キロもの重さがあります。

また、農薬は1,000 2,000倍に希釈して使用しますが、それでも人体へ影響を与える事もあるため、非常に過酷な作業と言えます。  

農薬散布をドローンで行うことにより、労力を大幅に減らせるだけでなく、散布者への影響の心配も無くなるため、近年、非常に画期的な手法であると、その効力が認められてきています。

農薬散布におすすめのドローン(機種)

〇(株)マゼックス 飛助mini  希望小売価格550,000円~730,000(バッテリー別売)

タンク容量5L 散布幅4m 1フライト610分 散布面積 0.625ha

特徴
・とにかく安く抑えたい方におすすめ(グレードは4段階あり)
・軽量で折りたためてコンパクト、総重量6.2kg(バッテリー含まず)

〇ヤマハ発動機(株) YMR-08AP 希望小売価格1,875,000

タンク容量10L 散布幅5m 1フライト11分 散布面積 1ha

特徴

・レジューム機能

「レジューム機能とはコンピューターの実行状態を保存して停止させ、次に使用するとき即座の停止直前の状態に復帰する機能」

 

薬剤が切れても復帰する時に停止した位置から農作散布を再開するので、農薬の散布を重複して行わない便利な機能です。

〇(株)クボタ MG-1SAK 希望小売価格 1,650,000

タンク容量10L 散布幅4m 散布面積 1ha

特徴

・障害物検知&高度一定制御レーダー

(障害物を検知すると約15m手前で減速、更に接近した場合は約34m手前で停止する制御が働き、障害物衝突のリスクを抑えます)

 5.5インチの液晶モニタでタッチパネル操作を確認しながら作業ができます。

これからの農業はドローンのような先端技術を活用して、

農業従事者の農作業の労力軽減、農作物の品質向上、収穫量向上が期待されています。

※農業用ドローンは飛行させる際に、航空局へ申請が必要なケースがありますので、ご注意ください。

※2021年9月15日追記

前回のコラムではドローンでの農薬散布や一部農業機をご紹介致しました。

今回はドローンで散布できる農薬と品種別の農薬ををご紹介致します。

ドローンで使用可能な農薬が閲覧できますのでご確認下さい。

ドローンに適した農薬の検索もできます。

農薬名、作物名、病害虫、有効成分などから探すことも出来ます。

https://pesticide.maff.go.jp/

農林水産省ホームページより

ドローンでの農薬散布時に守る法律

ドローンで農薬散布をする上で守らなければならない法律がありますので知っておいてください。

※2021年9月22日追記

前回に続き農薬散布他、官民一体となりドローンの普及に取り組んでいる事例をご紹介致します。

農林水産省より官民一体で各自治体の取組み事例

企業が実施している事例

企業と群馬県立農林大学校でドローンの授業実施

※2021年10月6日追記

今回は農薬散布におすすめなドローンのご紹介になります。

FLIGHTS-AGV2

希望小売価格820,000円(税抜)

タンク容量10Ⅼ 散布幅4m 1フライト10分~15分(散布時) 散布面積1ha(10分)

特徴

性能は100万円以上の機体と遜色なくあり、タンク容量10Ⅼで1回の散布で1ha散布

農業機は大型が多い中コンパクトにたため、防水防塵使用も満足水準

※2021年10月13日追記

今回は2021年10月1日国内販売がスタートしたDJI AGRAS T30のご紹介です。

〇DJI AGRAS T30 希望小売価格1,700,000円

タンク容量30L 散布幅9m 1時間あたりの作業効率 最大 16ha

特徴

タンク容量30Lの大容量

球面型全方向レーダーシステムを搭載、全方向に障害物回避、自動迂回を行う。

16個のノズルを搭載し、最大散布幅9m

※2021年10月20日追記

今回は日本初7年サポート補償つき農業ドローン「AC101」2022モデルのご紹介です。

〇NTTe-DroneTechnology AC101(2022)希望小売価格

タンク容量8L 散布幅 5m 1フライト8~9分/1ha

特徴

国産ドローン、日本の農業の現場を考えた。

軽量・コンパクト・低燃費

機体重量7.3kg、最大/1本バッテリーあたり2.5ha散布

※2021年11月19日追記

今回はスマホで簡単操作が出来る農薬散布のお勧めなドローンのご紹介です。

XAG JAPAN(株)P30 2019 希望小売価格 要問合せ

特徴

・スマートフォンによる操作(専用アプリにより)

・様々な地形に合わせ飛行が可能(水稲、果樹=フリールート)

・完全自動飛行、完全自動散布

・バッテリー、ケミカルタンクをワンタッチで交換可能

※2021年11月24日追記

EAMSROBOTICS(株) エアロスプレーヤAS10 希望小売価格 要問合せ

タンク容量10L(推奨8L) 散布幅4m 1フライト15分 8Lで1ha散布

特徴

・タブレットでの完全自動飛行による散布可能

・折りたたんでコンパクトサイズ(幅800mm)持運びが容易

・オプションの粒剤アタッチメントは液剤用と簡単に交換

※2021年12月1日追記

SAiTOEC(株) KATANA12D1750F 希望小売価格 要問合せ

脱着可能なユニットを取り付ける事で運搬・散布・測量・検査等など様々な業務が出来る

※2021年12月8日追記

東京ドローンプラス(株) ヘリオアグリス10 希望小売価格92万円(税別)

タンク容量10L 飛行時間(10L積載散布時)18分(8分) 散布可能面積 1ha

特徴

・1年間の機体保険付き

・低コストでありながら高性能なドローン

・飛行に必要な全てがセットで購入可能(ドローンを飛ばしたことのない方でも現地で講師が指導)

※2021年12月15日追記

YLC株式会社 金十運(キントウン) 希望小売価格110万円(税込み)

タンク容量最大16L

特徴

遠心力霧散布ノズル

・1度に1ヘクタール以上を散布可能(散布量の設定・自動調整)

地面観測レーダーが搭載されているため設定した高さを自動でキープすることができます。

※2021年12月22日追記

岩木山ラジコン空港株式会社 あおぞら 希望小売価格  585,200円(税込)

タンク容量5L(粒状5kg) 飛行時間10分 散布幅4m

特徴

・コストパフォーマンス重視の方にお勧め。

・本体重量は5.8kg、幅110cmの軽量コンパトサイズ

・農薬は液体、粒状両方に対応、防塵防滴性を高める専用フード・バッテリーが少ないときのアラーム

※2021年12月29日追記

MAC-FACTORY M4E 希望小売価格68万円(税別)

積載量5L 飛行時間5~10分 散布面積0.6ha

特徴

・農薬散布専用超簡単アプリ自走飛行可能

・業界初クイック式折り畳みアームにより小型化

・簡単修理、完全モジュール化仕様の設計

※2022年1月5日追記

MAC-HACTORY G200 希望小売価格 198万円(税別)

積載量16L 散布面積2.0ha 飛行時間8分~20分

特徴

・高性能農薬散布専用アプリ自動飛行可能

・FPVカメラ、夜間フライト、障害物センサー他搭載

・インテリジェントバッテリー仕様、IMU、コンパスデュアル搭載

※2022年1月12日追記

Spiral Tech SD-G06  希望小売価格 399,000円(税込み)

タンク容量6L 散布幅 3~4m 飛行時間10~15分

特徴

・コストパフォーマンス重視の方にお勧め。

・小面積の圃場に最適

・6L交換タンク

※2022年1月19日追記

株式会社 丸山製作所 MMC940AC 希望小売価格220万円(税別)

積載量5L 散布面積0.6ha 飛行時間10分

特徴

・軽量コンパクトで安定飛行を実現、中山間部でも作業可能

・各種センサーで位置や高さを保持、飛行範囲制限で200mを超えようとすると強制帰還モードに入り、自動的に帰還し着陸します。

・無人ヘリでも実績のある同社の高圧ピストンポンプを採用、耐久力、メンテナンスのしやすさに定評があります。

※2022年1月26日追記

東京ドローンプラス(株) ヘリオスアグリ5 希望小売価格71万5000円(税込み)

タンク容量5L 散布面積0.5ha 最大飛行時間15分

特徴

軽トラックにも軽々乗せられる山間地向けの小型モデル

4a以下の圃場におすすめ

・低コストでありながら高性能なドローン

※2022年2月2日追記

東京ドローンプラス(株) ヘリオスアグリ16  希望小売価格 要問合せ

タンク容量16L 散布面積2ha 最大飛行時間19分

特徴

大規模農家向けの16リットルタンクが特徴

購入後1年間有効の損害賠償保険付き

ベテラン講師が農地までお伺いします(無料)

※2022年2月9日追記

株式会社スカイマティクス X-F1 希望小売価格 要問合せ

タンク容量10L 散布面積1ha 最大飛行時間13分~25分

特徴

農薬散布ドローン「X-F1(クロスエフワン)」と専用クラウドサービス「はかせ」

専用のタブレットで圃場の登録、機体の点検、散布計画の作成、飛行状況の確認や散布後の履歴管理をインターネットを通じて行える。散布前の機体点検や散布後の記録作成を自動化することで、散布に関わる一連の作業時間の削減が可能。

・8個のローターによる安定して飛行性能

水洗い可能な防水性、耐久性を備えているほか、軽トラックも運搬可能

※2022年2月16日追記

DJI AGRAS T20 希望小売価格 160万円(税抜)

タンク容量16L  1時間で16haの散布  7.8分(離陸重量66.5kgの場合)

特徴

・全方向デジタルレーダー搭載、自動で障害物回避。

・リアルタイムFPVカメラと2つのサーチライトを搭載、夜間でも包括的なライブビューを提供

・全てのコアモジュールは保護等級IP67に対応、水を使って簡単な清掃が可能

※2022年2月23日追記

DJI AGRAS T10 希望小売価格 120万円(税抜)

タンク容量8L 散布幅は最大6mで、1時間あたり最大6.7ha  7.8分(離陸重量26kgの場合)

特徴

・機体を70%まで折りたためコンパクで運びやすい 

・全方向デジタルレーダー搭載、自動で障害物回避

・全てのコアモジュールは保護等級IP67に対応、水を使って簡単な清掃が可能

※2022年3月2日追記

(株)丸山製作所 MMC1501 希望小売価格 220万円(税別)

タンク容量 9L 散布面積1.1ha 最大飛行時間16分

特徴

・1ha散布可能な9Lタンク搭載で、作業効率アップ

・自動離着陸機能を採用し、散布作業の負担を軽微

・1キロ粒剤専用と豆粒剤専用の散布装置を準備

※2022年3月9日追記

DJI AGRAS MG-P RTK 希望小売価格 要問合せ

タンク容量10L 散布面積1ha 最大飛行時間10分~15分

特徴

アプリから、送信機を最大5機の機体に接続し、複数機制御モードの画面で飛行経路を編集できます。

・Phantomシリーズと連動し自動航行

8台のローターを搭載したMG-1P RTK 農業ドローンは、向上した推進力と制御アルゴリズムを兼ね備えています。飛行中に一部のアームやモーターが故障したとしても、飛行の安全性は確保されます

※2022年3月23日追記

ciDroneAG R-17(株) 希望小売価格 要問合せ

タンク容量17L 散布可能面積2ha/16L 飛行時間20分(散布時)

特徴

・飛行速度一定化・速度連動散布機能を搭載し、初心者でも安心

・胴体管理システムをオールインワンパケージ

 タブレットをインターネットにつなげる事で、その場で散布記録をアップロードできます、作業日、  散布場所とルート、おおそよの薬剤使用量を確認する事が出来ます。

・3つの散布サポート機能を搭載

※2022年4月1日追記

本日はドローンでの農薬散布の登録が1000を突破したニュースのご案内です。

ドローン散布農薬の登録1000件突破 水稲先行、果樹は目標と差(日本農業新聞)

※2022年4月6日(水)追記

DJI AGRAS MG-1 Advanced 希望小売価格 要問合せ

タンク容量10Ⅼ 散布面積 1ha 最大飛行時間10~15分

特徴

・障害物回避レーダーを標準装備(半径0.5cmの細い送電線を15m先からでも検知することができます。)

・機体もコンパクトに折りたたむことが可能

・粒剤散布装置も取付け可能(オプション)

※2022年4月13日追記

(株)DroneWorkSystem AGR16B 希望小売価格1,758,000円~(セット価格税抜)

タンク容量16Ⅼ 散布面積1.5ha 飛行時間13分~20分

特徴

・フルカーボン性と高い剛性構造で、最大積載で超安定フライト

・自動散布/帰還/復帰、翌日以降も中断場所から再開可能

・オプションによる2オペ切替え操縦可能。

 同時通話対応インカムとFPVカメラでリアルタイムにオペレーター同士が通信可能で散布ロス・事故を抑え正確な農薬散布が可能

UAVJAPANは大阪に拠点を置き、空撮・点検・測量など様々なドローン関連事業を展開しています。


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